慶應義塾横浜初等部

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教育内容

科目概要

 6歳から12歳の時期は、学習の習慣を身に付け、抽象的な概念を次第に理解し使いこなすようになる時期です。それだけに、特に初等教育にあたっては、十分な授業時間を使ってゆとりある教育を進めることが本来のあるべき姿です。そのような条件の下で学級担任による確かな学級経営と専科教員による専門性の高い教育内容が提供出来ると考えます。生徒にも教員にも十分に活用できる時間を与えながら、私学教育の使命である確かな学力の定着を図ります。
 それと同時に、学習指導を万全なものとするには教員の専門性を向上させることしかありません。そのためには教員の教科研究・教材研究の効率化が必要です。そこで、初等部は低学年から音楽、図画工作、体育、英語などの教科は専科制を取り入れ、3年生以降は教科担任制を実施しています。

国語

 国語科は横浜初等部の教育の柱である言葉の力を育てる大事な役割を担っています。6年間の学習を通して、自らの力で論理的に文章を読み、文章から受け取ったメッセージに対する自分の考えや思いを様々な形で表現できるようになることを目指しています。そのため、授業では文章の構造や表現の美しさを味わいながら、論理的に「読む力」をつけていきます。そして、文章を解釈し、自分の考えや感想を「話す力」をつけ、それを文章に「書く力」をつけることによって表現することを大切にしていきます。その活動の中で、自分と異なる意見にも耳を傾けて要点を考えながらしっかりと「聞く力」を養い、尊重しながらより良い考えを構築していく態度も身に付けていきます。こうして育んだ「読む力」「書く力」「話す力」「聞く力」はコミュニケーション能力の素地となり、生涯を通じてより安定した人間関係を築くことに繋がります。さらに、様々な分野の本に触れる機会をつくることによって視野を広げ、多面的に物事を捉える力も育んでいきます。

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言葉

 横浜初等部は、言葉の力の教育の実践をしています。生徒たちは「一番言いたい事」を先に述べるよう奨励されています。そのため、理由付けと例証を結論の後に行う習慣が身についています。授業では、絵や物語の分析、再話・描写・主張・創作等の作文を通じ、論理的・複眼的思考の経験を積みます。自分の考えを伝え、他者の考えを解する力を涵養し、中・高等教育、実社会で通用する言葉の力の礎を築きます。

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社会

 社会科の学習は、まず身近な地域への関心を大切にします。その関心の範囲は、次第に市、県、日本、世界へと空間的に広がり、また、現代から近代、近世、中世へと歴史的に広がります。学習内容と自分を取り巻く社会がつながっていることを常に意識できるように、社会を支える様々な施設で見学や直接体験を行い、教室にその成果を持ち帰り、発表する活動を行います。街へ出て観察したり調査したりして得た情報を統計的に分析し、問題の解決の方法を学ぶことも積極的に取り入れます。今の子供は、変化の激しい社会に生きています。新しい問題が次々に湧き起こります。そのような状況の中にあっては、自分で問題を解決する力を持っていないと対応ができません。世の中にある問題の多くは、事前に答えが分かっているようなものはないからです。またその際には、現象を俯瞰できる眼と深い洞察力がないと、目先の変化に振り回され、適切な判断ができなくなります。横浜初等部では、社会の中で人とかかわり、そのはたらきを体験的に学ぶ機会を提供し、20年後、30年後の社会の担い手を輩出していきます。

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算数

 算数では、数や図形に対する感覚や計算力などの基礎を確実に身に付け、疑問を見出すことの愉しみや解決した時の喜びを感じることを大切にします。例えば、生活の中での様々な体験や具体物の操作を通して、数と量、図形についての感覚を育てます。正確性と速さを兼ね備えた計算力を身に付け、グラフ・表の作成、作図の技能を学ぶ中で更にその感覚を磨きます。具体物の操作、計算練習、文章問題を交互に繰り返すことで、具体的なものと抽象的なものとの行き来を、低学年から体験していきます。そして、新しい計算や図形に出会った時に、生徒の中で生まれた疑問やひらめきを大切にした学習を進めます。そのような学習は、公式を暗記して演習していくだけの詰め込み型の勉強ではなく、自ら問題を解決する体験を積み重ね、喜びや自信を育てます。それにより、数理的処理の効率性に気付き、進んで生活や学習に活用する態度が身に付きます。また、自分の考えを他者に説明することで筋道を立てて説明する言葉の力も身に付けます。こうした学習によって、難しい問題場面に直面した時にも自ら挑戦し、楽しむことのできる生徒を育てます。

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理科

 自然科学への関心を持つ生徒を育てるためには、身近な生き物や現象に好奇心を持ち、観察力を養っていくことが大切です。授業では、観察や実験などを多く取り入れて興味を引き出すと共に、実感を伴った自然科学への理解を深めていきます。見通しを持った観察や実験などを積み重ねることで、科学的な思考や分析力を養い、言語活動を通して論理的に説明する力を育みます。実体験に基づく知識の習得を大切にし、場面に応じてその知識を活用しながら考察していく中で、探究する喜びを味わいます。校内には池や小川、大きな畑などがあります。四季の変化に富んだ樹木や草花で校地全体をつなげることで、様々な生き物が行き交うビオトープ・ネットワークを築きます。また、図書館には標本コーナーを設置し、間近で標本を見ながら学べる仕掛けを用意していきます。このように無理なく自然を学べる環境を校舎内外に充実させ、日々の学校生活の中で好奇心や観察力が高まることを期待しています。

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音楽

 音楽で最も大切にしていることは感性の育成です。美しい音、美しい曲を美しいと感じ取れる感性とそれを支える「耳」を育てるために、6歳から12歳までの6年間は、かけがえのない時期です。低学年から聴くという行為を丁寧に学び、音楽的な基礎能力を培います。そのためには継続した積み重ねが重要です。具体的には、ソルフェージュ・歌唱・楽器演奏・鑑賞の四つを柱とし、これらを有機的に組み合わせた授業を展開します。歌唱では、日本で歌い継がれてきた美しい歌曲・童謡等を大切にします。卒業時には、自分の力で楽譜が読めること、合唱や合奏の楽しさを身体で感じることができること、楽曲を深く味わうことができることを目標とします。音楽発表会など、生徒が自ら感じたことや考えたことを発表する場を多く設け、表現する喜びや感じる楽しさを持てる機会を作ります。また、演奏家を招いて講堂でコンサートを開催し、良質の音楽に触れる経験を通じて、生徒の創造力を豊かにしていきます。

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図画工作

 小学校段階の6年間は、既成の概念や知識に束縛されずに、形をつかみ、色を感じ取り、伸びやかに表現できる柔らかさを持った年代です。この柔らかな感性を、6年間かけて大切にゆっくりと成長させたいと思います。図画工作では、しっかりものを観察して描く、あるいは造るという体験を通して、感じる心と表現する力を育てます。花や木々を見て美しいと感じる、夕陽や空を美しいと思う、父母の手を美しいと感じる。このような美しく感じることができる心は、子供から大人へ成長していく過程で、他人や社会と関わり合うのに大切な他者への思いやりを持つことにつながっていきます。人の作品や表現を見ることで、同じものを見ても人それぞれの様々な感じ方、表し方があることを知り、他の人を理解しようとする姿勢、多方向から物事を見ることの大切さを学びます。そして、自分の嬉しい気持ちや友達の喜びを肌で感じることを大切にします。

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体育

 生徒一人一人が、身体を動かすことの楽しさを知り、明るく健康的な生活を営む態度を身に付けることが体育の目標です。具体的には、運動に親しむ資質や能力の養成、体力の向上、将来にわたる健康の保持増進の基礎作りを目指します。また、横浜初等部の広々とした環境を活かして、生徒達がいろいろな遊びや運動を考え繰り広げていく中で、体力だけでなく、自主性を伸ばし、創意工夫する力や仲間と協力する力を高めていくことを期待しています。更に、フェアプレーの精神を大切にし、「練習は不可能を可能にす」という元塾長小泉信三の考えを受け継いで、継続的な努力を重ねる生徒を育てます。運動に怪我は付き物ですが、様々な遊びやスポーツを通じて、大きな怪我から身を守る集中力や身のこなし方を養います。そして、自らの安全を守る知識と力を身に付けます。

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英語

 英語を生きた言葉として自分のものにしていくこと、また英語の学習を通じて異文化に慣れ親しんでいくことを大切にします。低学年では、聞く姿勢を身に付けることを重視します。そして、歌や様々なアクティビティーを通じ、聞き慣れた表現を自ら発していけるように促します。高学年では、低学年で身近になった英語の表現を文字で確認し始めます。話すことだけでなく、書くことでも自己表現できるという経験を通じて、自分の世界を広げていきます。また、英語を単なる道具として学ぶのではなく、他者を尊重し、異文化に柔軟な構えをとることのできる素地、グローバル・コミュニケーションの力を養います。より広い世界に接することで自分自身を見つめ、それが他者の尊重、異文化に対する寛容へとつながっていくことを目指します。授業以外の場において、国際交流など異文化に触れる機会を提供し、新しい考え方や、異なるものに対するバリアを乗り越える力を培います。

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書道・古典

 忙しい生活を送る現代にあって、姿勢を正し、落ち着いた環境で筆をとる時間は大切です。低学年では鉛筆の正しい持ち方や文字を丁寧に書く習慣を身に付け、併せて仮名と漢字の成り立ちを学びます。これにより、文字そのものへの興味を膨らませ、本に親しむ習慣を身に付けます。中学年では毛筆の学習を始めますが、心と姿勢を正すために毎回墨を磨り、落ち着いた気持ちで用筆法を学びます。これを積み重ねることで、高学年で名筆の臨書や作品作りも出来るような力を養います。更にこの科目は「古典」に親しむことも、もう一つの大切な柱です。低学年では名句や『百人一首』など、中学年以上では『平家物語』や『孝経』のような誰もが知る古典の名作の鑑賞や暗誦を通じて、いにしえの言葉が持つ豊かさや美しさに触れていきます。このほか、和室を活用して茶の湯などの伝統文化も体験します。広くわが国の古典を学ぶことは、将来日本人として国際社会で活躍するために不可欠な教養の素地作りなのです。

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生き方科

 学習指導要領にある小学校1~2年生の生活科や5~6年生の家庭科で学ぶ内容は、本来、6年間をかけて、連続して学習すべきものと考えます。横浜初等部は、総合的な教科「生き方科」を設けてこれらを包含し、教科の連携をはかります。低学年は、飼育や栽培などの自然に触れる体験や活動を重視すると共に、学校生活や家庭での暮らしを見つめます。中学年からは、自分を取り巻く社会の仕組みを学ぶと共に今日の課題を考えることを通じて、一人一人が社会の構成者であること、個々の責任と役割等を自覚し、「公」を意識するようになることを期待しています。なお、高学年は、家事労働や生活設計などの従来の家庭科の内容に加え、食育や健康教育の視点も加えます。家庭とそれを取り巻く環境という身近な題材を取り上げ続けることで、社会科や理科など様々な教科で得た知識がつながり合いながら活きた知識となり、多面的に考える面白さを知ることもできます。更に統計的な資料の読み方や取り扱いについても学び、具体的な数値を基に考える力を養います。

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福澤先生の時間

 生徒達には、品格を高め、善悪の判断力を養うと共に、年少の時には自分自身の心の中に「律儀正直親切」な感性を培い、年が長ずるにつれて、それを周囲の人との関わりに留まらず、社会や公のために発揮できるように広げていくことが望まれます。福澤先生はそのことを期待して、『童蒙教草』(道徳の例話集)をはじめ、子供向けの本も多数遺していますので、先生の著作と生涯からその時々に適した題材を取り上げます。また、高学年になると慶應義塾の歴史や門下生の生き方を学びます。自らの学校の歴史を軸に学ぶことで、近現代史を身近に感じ興味を膨らませると共に、歴史感覚を持つこともできるようになります。加えて、義塾の人達の歴史的使命感や社会への責任感を感じ取ることは、自らの将来の役割を考えることにもつながります。なお、身の回りの安全、健康、いのち、情報モラル等、今日的な課題も適宜取り扱い、自ら考えたり、仲間と話し合ったりすることを通じて、生徒の心の成長に働きかけます。

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